zubuweb_00

(前回の予告)次回は、僕が実際に携帯で利用していたコンテンツとか、当時の広告業態についてお話し出来ればと思います。

 
今回は携帯コンテンツやインターネット広告について具体例を挙げながらお話ししたいと思います。
 

・iモードのコンテンツ

2000年前後のIT業界のビジネスモデルとしては、iモードの公式コンテンツのように、各キャリアのコンテンツを月額300円とかでユーザーに利用させる形のもの(課金)と、ユーザーに便利な情報を無料で提供して、ページにアクセスを集めて、そこに広告バナーを掲載して、広告主から掲載料金をいただく形のもの(広告)の二つが、特にオーソドックスなものだったかと思います。

この頃にはすでに、アフィリエイトプログラムを提供するプロバイダーも日本に上陸していましたが、鈍い僕はまたしても「ふ〜ん」というくらいで、自分も使ってみようとは考えたりもしませんでした。

そんなザ・普通の人!な僕が、当時携帯電話で利用していたコンテンツというと、やっぱり「着メロ」でした。

今の感覚だと、着信音が違うからだからなんなの?という感じなんですが(なので、LINEスタンプも思いっきり乗り遅れてますが←)

当時は誰しもが、自分の好きなジャンルの楽曲を何和音だかのメロディーのものを有料でダウンロードしてました。

あとはクイズとか占いとか自作の着メロDLや待ち受けDLなんかのサイト(魔法のiらんどやGIGAコードが有名でしたね。)が掲載された「iモードコンテンツの専門誌」なんかがコンビニで売られていました。

iモード買ったばっかりの僕がたまたま辿り着いたのが、自作のなぞなぞだかのサイトで、「答えがわからない人は、併設のチャットで質問すると誰か教えてくれるかも」と書いてあって、結局なぞなぞよりも、そこのチャットによく出入りしたりしていました。

いま思えば、そのチャットの中でもよく顔を出す人がいて、恐らくその中の誰かが=サイト管理人だったんだろうなぁと、至極当たり前の答えにも当時はとんと気がつきませんでした。

ですので、ほとんどはメール機能しか使っておらず、携帯から情報サイトやお店施設のHPを見たりすることもあまりしていませんでした。

どちらかというとこの頃はまだ、携帯電話向けHPはオマケ的な位置づけだったと思います。携帯電話向けページ(モバイル版)が徐々に注目を集め始めたのは、FOMAパケホーダイが主流となり始めた2004年あたりからでした。

一方でPC向けHPはどんどん注目を集め、有料広告や取材などが掲載されている業界専門誌や雑誌をユーザーが有料で購入するというそれまでの形から、インターネット回線と端末さえあれば、無料で閲覧出来るポータルサイトなどから情報を得るというユーザーが増えはじめます。

この辺はTVCMや、今でいうとフリーペーパーに似ていますね。
 

・ヤフー登録とリンク設置=アクセスアップ施策

どんどんと様々な業態が、公式HPを立ち上げて、アクセスを増やすために躍起になりました。

いわゆるインターネット通販の場合は、先ほども出て来た「アフィリエイト広告」という「アクセスして来たユーザーが商品を購入したら、その都度決められた報酬を支払う」という成功報酬型広告の形態も選択肢としてあり得ますが、私の当時の職場は、飲食店業(ざっくりいうと水商売)でしたので、あくまでも「集客」目的と自社HPへの「アクセス」目的の施策を行っていました。

ですので、基本外部広告の形は、以前も述べました通り、ぐるなびのような、お店情報ページのある「カタログ型ポータルサイト」か、◯◯電話帳などのサイト名でよく見られる「リンク集型ポータルサイト」の2種類が主流でした。

この頃はヤフーのようなディレクトリー型検索エンジンが主流で、またグーグルで複数の検索キーワードを組み合わせて自分の欲しい情報の入っているサイトをさがしたり出来るユーザーも少なかったので、メタタグを駆使してロボット型検索エンジンを攻略するという「SEO」対策も主流ではありませんでした。

ですので、ヤフーを中心に、検索エンジンにディレクトリー登録をしたら、そのアクセス数値をあまり気にせず、どちらかというとそれ以外の広告サイトからの流入や、相互リンク先のサイトからの流入のみが、アクセス向上施策の主流でした。

ウェブ集客担当だった自分も、広告のコストパフォーマンス(実客やアクセス数と広告出稿料金の割合)やアクセスを返してくれそうな相互リンク先や出稿先を探すことに注力していました。

アクセス数に応じてランキング形式で表示順を入れ替えるCGIなども出て来て、業界的にも相互リンク施策は、当時のウェブ担当者にとっては必須の施策でした。

そんな中、ブロードバンド回線が加速度的に広まって、動画や大きなサイズの画像を扱ったコンテンツが流行の兆しを見せはじめ、じょじょに「中身=コンテンツ」の時代が幕を開け始めるのでした。
 

次回は「コンテンツ」と「SEO」の夜明けについてお話し出来ればと思います。