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(前回予告)次回は、ちょっと休憩も兼ねて、当時の僕のインターネット環境について書きたいと思います。

 
ちょっと全体的なお話が続きましたので、今回は僕自身がどういう風にパソコンや携帯電話を使ってインターネットに触れて来たかについてお話ししたいと思います。


・インターネットの勉強をしたいと思ったらまずはノートパソコンを買いなさい

突然WEB広報担当にされて、まず最初にやらなきゃなぁと思ったのは「自分専用の持ち運びの出来るノートパソコンを入手する」ことでした。

というのも、当時は自宅・事務所・出先・店舗…とあちらこちらに出没する羽目になっており、店舗に入った時はゆっくりインターネットの出来る状況でもなく、事務所か自宅が最もインターネットに触れ易い環境でした。

クラウドなんて言う単語も考え方もなかった当時の自分にとって、自分のためだけのパソコン端末を買って、それを使い倒すことで、パソコンというかインターネットというものを理解しようと直感的に思ったからでした。

とにかく小さくて軽い「持ち運びし易い」ものを選んだ結果”vaioの何だかすげえちっちゃい奴×エアーエッジ×OCN”にしたのでした。
 
(実はその前に、HP(ヒューレッドパッカード)社の筆箱みたいなかっこいい奴があってそれにしてみようとしたんだけど、どうしても設定出来なくてHPのトラブルセンターに問い合わせした時に”pocket windows OS とプロバイダが相性が悪い”という嘘みたいなバグが発覚したので、小さくてもきちんとwindows OSが載ってるパソコンの中でも、当時唯一総重量が1キロ切っていたvaioのA5ノートにしたのでした。)

 
これを得てから約3年間(あのころはソニータイマーなんていう噂もありましたが、本当にかっちり3年でHDDがぶっ壊れました。)とにかくどこにでも持っていって、メールをチェックしたり、自社HPからの問い合わせや掲示板に返信したり、趣味半分に色々なサイトを巡回したり、日記を書いてみたりしました。

その頃から、パソコンが苦手とか何していいかわからないといった人たちには決まって
 「とにかく自分だけのパソコンを買って、持ち歩いて、バンバン遊んで、1年くらい使い倒すと大体覚えられるよ」
とアドバイスしていました。(その方針は今でも変わってません。令和となった今ではスマホを使い倒せ!になるでしょうか?)


・段々とわかり始めた頃に上位スペック機を購入

散々使って来てようやく、パソコンにはCPUメモリーハードディスクという性能を表す三つの要素があって、自分の買った1台目は軽くて小さいだけあって、どんどん高性能で軽量で安いものがリリースされていく中、性能的にはかなり劣るものとなって来ていました。

ちなみに…

CPUっていうのはパソコンにおいての頭脳で、これの性能が良くなると処理速度が速くなります。

メモリーっていうのは一時的に情報を記憶しておく部分で、これの性能が良くなると同時に沢山の作業を快適に行うことが出来ます。
簡単にいえば、水彩画を描く時のパレットのような感じです。当然パレットが大きければ、沢山の絵の具を同時に使うことが出来ます。

ハードディスクというのはパソコンの中に長期的に格納出来る記憶媒体で、この中にはOSや様々なアプリケーションや画像データ、音声データなどなどが全部この中に入っています。

最初の愛用機vaioくんは3年ほど使い倒した時から、起動時に「カラカラ」と謎の雑音が混じり始めます。

詳しい人に”そろそろHDDの寿命が来て全部ぶっ飛ぶよ”と脅された僕は、性能的にも不満を持ち始めていた上に、徐々にサービスが拡大されつつあった無線LANを内蔵したノートパソコンが欲しいなぁという欲望が日に日に募っていきました。

無線LANというのは、LANケーブルを直接パソコンに差さなくてもその環境下にいれば、インターネットが繋がるという仕組みです。(この頃までは有線LANケーブルでインターネットをしていたのよ)

そこである休日に思い切って池袋の家電店に10万円を握りしめてノートパソコンを探しにいったのでした。

第一希望はレッツノートの新しい奴でした。B5だかのサイズのノートなのに、CD-ROMドライバーを内蔵し、重さも1キロちょっと!

しかし「僕が欲しいものはみんなも欲しい」の法則通り、予約も何もせずにいきなり買いにいって売れ残ってるわけもなく、店員さんに噛み付くように聞きまくり何だか知らないメーカーのそこそこ軽量で、性能はそれまでの3倍くらい(メモリーは倍、HDは10倍近くあった)のノートパソコンを買いました。

大手メーカーにありがちな要らないバンドルソフトも少なめで、いま思えば勝手に名機だったなと思います。(名前忘れたけど)

このノートパソコンは結局、5年以上使い倒すことになりました。1台目が3年だったことからすると倍近く稼働したことになります。

事務所や店舗、家などがどんどん無線LAN環境化していき&世の中的にも回線速度が速くなり、自社HPにも動画コンテンツを中心に色々なコンテンツを増やしたり、自社HPに誘導するためのサテライトサイトを自社で作ったり、別業態のプロモーションをほとんどインターネットだけで立ち上げてみたり…

と、ある意味自分でもようやくインターネットというものが何となく理解出来て来て面白くなって来た時期でした。

しかしそれも、ある日を境にあっという間に跡形もなく崩れ去ってしまうのです。(この件に関しては、別の機会を設けたいと思います。)
 

次回は、ロボット型検索エンジン対策=つまりSEOの黎明期について書きたいと思います。