zubuweb_00

(前回予告)次回は、HPつまりウェブサイトの進化について、ざっくりと書きたいと思います。

 
前回は、こういう形で締めくくりました。

20世紀最後の年、2000年の声を聞くか聞かないかあたりでは、ホームページビルダーなどのホームページ作成ツールを使って趣味のサイトを作り出す人、HTMLの勉強を独学で行ってソース直打ちでホームページを作る人などが現れ始めました。
 

インターネット閲覧の仕組み

専門の業者さんは大体後者の「ソースを直打ちしてサーバーにアップロードする」という形を取っていました。

当時は、インターネットとウェブサイトの仕組みについて理解出来ない人が今以上に多かったです。

ざっくりとした仕組みの話をするとインターネットを閲覧するには

1、ウェブブラウザの入ってる端末

これは当時はインターネット閲覧専用のソフトの入っているパソコンなどのことです。

2、インターネット回線とプロバイダの契約

これはインターネットに接続するための、回線とその回線を使ってインターネットを利用するための提供業者、それぞれと利用契約を結ぶということです。

簡単にいえば、家に電話線を引く(回線)と電話代を払って電話が繋がるようにする(プロバイダ)それぞれと契約する必要があるということです。インターネットの場合は毎月それぞれに利用料金を支払う必要があります。

3、見たいホームページの置いてあるサーバー

これは利用者側が、何かをするものではありません。見たいホームページのURLをウェブブラウザに入力すると、その番組の置いてあるサーバーに見にいくことができます。

これは、皆さんご存知の「ドメイン」(このサイトだと”susukino-shop.info”)の部分と、そのサーバーの置いてあるIPアドレス(アイピーアドレス)というものが、紐ついており

「パソコンのウェブブラウザから”susukino-shop.info”さんのホームページを見たいって言われたから”susukino-shop.info”さんの番組が置いてある”サーバー”に接続するよ!」

という処理がなされて、パソコンのウェブブラウザで”susukino-shop.info”のサイトが表示されるわけです。

まとめると
 
HPはサーバーの中に格納されていて、それをインターネットに接続されているパソコンのウェブブラウザで閲覧する。
 
ということになります。逆に言えば
 
HPを開設するためには、サーバーを用意してそこに番組(HP)を格納しなくてはならない。
 
ということになりますね。
 

HTMLって何のこと?

でも、それだけでウェブブラウザにHPが表示されるかって言うとそういうわけではなく、「HTML」と呼ばれる言語ルールに則ってHPを作成する必要があります。

HTMLとは正式にはHyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)といいます。

そのまんま読むと”ハイパーテキストにマークアップをすることが出来る言語”となります。

ハイパーテキストとは別のところにあるものをつなげる=”リンクすることの出来るテキスト”という意味です。

マークアップとは”見出しマークをつける”と訳すとよいでしょう。

ざっくりとですが、”HTMLとはテキストにリンクや見出しをつけることの出来るを言語”と覚えればよいと思います。

この言語ルールに則って記述されたファイルを、きちんと表示動作するソフトが”ウェブブラウザ”なわけです。

ウェブブラウザは、皆さんご存知なのだと”インターネットエクスプローラー”や”サファリ”最近だと”グーグルクローム”が有名ですね。

実は、昔のdocomoやauなどのガラケーで、見ていた様々なiモードサイトやezwebサイトも、携帯の中にバンドルされていたウェブブラウザ(自覚はないかもしれませんがモペラとか)を使って見ていたのでした。


スタイルシートって何のこと?

ちなみにHTMLだけでは、ホームページを見栄えを良くすることに限界があります。

CSS(通称スタイルシート)と呼ばれる、文字などの大きさや色などのルールを宣言できるものを使用して様々な装飾をほどこすことが出来ます。

CSSは Cascading Style Sheet (カスケーディング・スタイルシート)の略で、これを使うとホームページの見栄えを細かく指定することができます。

ちょっとややこしくなってきましたがホームページを作ってそれを人に見てもらうには、
 
1、HTMLとCSSの二つを使って作成する
 
2、サーバーに格納してドメインと紐つける
 
ということだけ理解出来ていれば、問題ないでしょう。

で、大脱線から本筋に戻すと、多くの人はホームページビルダーに代表されるHPを作成出来るソフトを使ったり、HTMLやCSSを直接打ち込んだりして、HPを作成・運営していました。

当時はHPに掲載している情報を追加・修正したりする度に、その都度その情報が載っている全てのページを1ファイル1ファイル追加したり修正したりという結構面倒くさいことを行っていました。

その煩わしさを一気に解消出来るのが「データーベース」です。
 

次回はインターネットの世界にも「データーベース」がやって来た!という話をしたいと思います。(結局辿り着けなかった。すいません。)