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テンプレートそのものはよく見かける「フォローサンキューツイート」で、これ自体別にどうということはないです。

問題はその内容。

こちらでアカウントつきで紹介されているお店は今や知る人ぞ知るからえ?まだ知らないの?ってくらい界隈で有名になって来た「パネル盗用」&「マルチポスト」のデリバリーヘルスグループ。
 

パネル盗用
他店や他ジャンルの女性の写真をコピーして、それを在籍写真として無断で使用する極悪手法

マルチポスト
デリバリーヘルスは届け出をすれば一つの事務所で複数の屋号を営業することが出来る。それを悪用して架空在籍と上記のパネル盗用を組み合わせた衛星店を多数外部サイトに掲載し、マルチポスト的に集客する。

この2つを組み合わせて、どれかでオーダーが来たら今イケる子を機械的に突っ込んで来る。

 
思わず…
 
「200名じゃなくて200枚では?」
 
と思ってしまいました←

こういうお店は北海道だけでなく全国津々浦々にあって、真面目にやってるお店や女の子が、スタジオやカメラマンさんを押さえ、綺麗にレタッチやトリミングして出来上がったその写真(さらにはお化粧、へアセット、撮影用衣装などなど言い出したらキリがありません)を、あろうことか全然関係ないお店が無断で勝手に使って
 
”うち利用したらこの子来ますよ〜”
 
と宣伝しているわけです。

しかも投稿者は媒体の編集を名乗っており、端から見ればその道のプロ中のプロなはず。そのプロが、そういうお店を良さげに紹介しちゃってるわけです。
 
完全にユーザーの満足と正反対の方向を指差しちゃってます←
 
知らなかったとはいえ迂闊すぎます。
 

・なぜ突然増えた?パネル盗用店

風俗業界にネット媒体が活用されるようになったのは2000年前後。その頃はフルHTMLの手打ち媒体が主流。

それから2005年くらいからPHPなんかのデータベースサイトが現れて、2010年頃にはCMS(コンテンツマネージメントシステム)と呼ばれる”お店ページのコンテンツをお店が管理できる”媒体が増えてくるようになります。

それまでは、営業が店舗から貰って来たり、名鑑撮影で実際に撮影したりした比較的信憑性の高い素材データを媒体編集部が手入力で掲載していたわけです。

当然その頃にも過度の修正や在籍ではない女性の写真を使っている店舗は存在しましたが、その数は今と比べると少なかったですし、撮り卸しグラビアや名鑑などの媒体主導のコンテンツも存在していました。

CMSの導入によって媒体側の更新の手間が減った代わりに、媒体に掲載される情報量は飛躍的に増加しました。弁護するつもりはありませんがとても媒体側がそういった不正を完全にチェックするのは不可能なレベルです。(パネル盗用する方も元画像を反転させたりトリミングしたりして見つかりにくくもしてきますし)

なので、日夜真面目にやっているお店の広報さんとか有志のユーザーさんなんかが、盗用画像を見つけだしては媒体に通報する→あとは媒体が対応してくれるのを待つというのが現状で、今のところユーザー側が自衛するしかありません

沢山載っているカタログ型ポータルサイトを信用し過ぎたり、高額な上位プランで掲載しているお店を良いお店と思い込んだり、という思考停止的なお店選びはこういうお店に無駄金を支払わされてしまう危険性をはらんでいます。
 

ちなみに僕は、店長さんやスタッフの人柄で馴染みのお店を作ったり、「すすきのから愛とアレを込めて」なんかの記事数の多い個人ブログを参考にしたりしています。

 
・悪質違反店のチェックは誰がするべきなのか?

媒体には営業部(お店の広報担当者や決済担当者と直接やり取りする部署)と編集部(媒体を編集制作している部署)があり、これといわゆる経営サイドの三権分立で成り立っています。

媒体の規模や成り立ちで、前述三部署が”営業部=経営陣”とか”個人レベルでほぼ1人で全て兼任だったり”とそれぞれです。

想像に難くないと思いますが、”営業が広告を出したい店舗さんにアプローチをして、編集部がそれを媒体に掲載する”という流れが必ずあって、最初に出稿者とコミュニケーションを取るのは「営業」です。

ということでこんなアンケートをとってみました。
 

 
媒体の営業さんって掲載取る時パクり画像店だと……

1位(37%)判った上で載せてる
2位(29%)薄々そうかなと思うけど載せちゃえ!
3位(28%)そんなことははなから気にしてない
4位(6%)全く気づいてない

予想以上に結果が割れておりますが…

 判った上で掲載している(4割弱)とうすうす勘づいている(3割)を合わせると6割以上。無関心が4分の1で残りが全く気づいていないと続きます。

気づいてないってのもその道の人間としてどうなのよ?ってところですが、それ以外の3枠で9割以上を占めています。(あくまでも投票者の予想であり、実情とは違いますがそんなに大きくはズレてないでしょう)

ユーザーが被害を受ける可能性に気づいていながら、掲載料欲しさにそこから目を背けて掲載しているいわゆる確信犯や、なにそれ?何が駄目なの?な無関心層が合わせて9割。

実に由々しき状況です。

1枚1枚の画像をチェックするのは大変ですが、以前通報等で違反画像を使用した前科がある経営者や管理者を優先的にチェックすればその負担はかなり圧縮出来そうです。

媒体側が取り組むべきは経営陣・編集部・営業部それぞれのモラルと専門知識の向上、そしてそれぞれのチェック体制と悪質店に対する罰則の確立です。

その中でも窓口である営業部によるスカウティングは急務ではないでしょうか?

一方でそういう悪質店を野放しにしていると、掲載媒体は信用と情報力を失います。自ずと弱体化するのは自明の理ですが、それまで待ってはいられません。

このままでは風俗業界というマーケット自身が絶えてしまうかも知れません。


・ユーザーとお店と女性と媒体のリレーション

風俗業界を一つのマーケットと捉えた時に、そのお金の起点はユーザーに他なりません。これはフードビジネスでもそうですし、ざっくり何でもそうです。(だから一番エラいとかいってるわけじゃありませんが)

そこからお店の運営経費や女性のギャラが生まれます。そしてその運営経費から広告費が支払われるわけです。

一方でお金を直接支払うわけではないですが、働く女性側も「労働力」を提供しています。

お店はユーザーが利用するそして女性が対価を得る「場所」を提供しています

「ユーザーがお金」を「お店が場所」を「女性が労働力」を「媒体が情報」をそれぞれがリレーのように提供し合うことで、この業界は回っているのです。
 
”店(経営・運営・女性)がルールを守ってよりよいサービスをユーザーに届け、ユーザーがそれに対価を支払う。媒体は真面目に努力するお店や女性を見極めてよいところをPRする。”
 
この風俗業界のリレーが健全化していくことを願いながら、今日はこの辺で。