北海道警察 男性警部補 詐欺事件の 捜査情報を外部に漏らす 停職処分 本人は依願退職
2022.4.27

 北海道警察本部は27日、捜査情報を外部に漏らしたとして、本部刑事部に所属する30代の男性警部補を停職1月の懲戒処分としたと発表しました。
 男性警部補は28日付けで依願退職するということです。

 発表によりますと、男性警部補は去年4月10日、捜査で知り合った関係者に電話で、着手予定の詐欺事件の強制捜査の日程を漏らしたということです。


 この関係者は容疑者の知人で、一時、容疑者数名の所在がわからなくなりましたが、その後逮捕し、「捜査に影響はなかった」としています。

 去年11月、内偵捜査の中で、この関係者から話があって発覚しました。

 警部補は調査に、「教えることで他の事件情報を入手し、自分の影響力を示したかった」と話しているということです。

 道警は警部補を地方公務員法違反容疑で札幌地検に書類送検しています。

 また、上司に虚偽の文書を提出するなどした、札幌方面本部管内の警察署に勤務する30代の男性巡査部長を減給10分の1(3月)の懲戒処分にしています。
HTB NEWS