お客を選ぶ「プチぼったくり」と法の隙間を狙う「専門店」 さらに悪質な不良外国人による客引き
2022/7/29

【カワノアユミの盛り場より愛を込めて】ルポぼったくり(5)~2つのパターン~

ぼったくりには2パターンある。1つはここ数年で増加した「プチぼったくり」。居酒屋やキャバクラなどでサービス料や頼んでいない注文が追加され、実際の料金よりも数千円から数万円ほど上乗せされるものだ。

2つ目は最初から法外な料金をとるつもりで客を引く、ぼったくりの専門店。10年ほど前までは東京・歌舞伎町や大阪・梅田のスナックやガールズバーに多かった。

前者は泥酔した客がターゲットにされやすい。また、翌日に予定があって警察に行けない出張客も危ないという。客を選ぶため、普段は普通の居酒屋やバーとして営業し、摘発を免れている。また、コロナ禍で売り上げが落ちノルマをクリアするために現場判断でプチぼったくりを行うこともあるという。

一方、後者のぼったくり専業の場合、短期間で稼ぐのが目的だ。そのため、同じ店で長く営業せず、看板だけ変えて違う店になりすます。さらに厄介なところは法の隙間を狙うことだ。

メニューを見せ、客に料金をきちんと説明する。メニューは一見、通常料金のように見えるが、下の方にすごく小さな文字などで「TAX、サービス料100%」などと書いてある。しかも店内の様子をビデオ撮影するので、客が警察に駆け込んでも「店側は説明した」と証拠を見せれば警察は介入できない。

専門のぼったくり店が法に基づいた手口を行う一方で、強引なぼったくりも存在する。歌舞伎町などに多い不良外国人が客引きを行うバーやパブだ。彼らの手口はノリ良く接客し、客に多量の酒を飲ませて酩酊(めいてい)させた後に財布から金を抜くというもの。さらに悪質になると強引にコンビニに連れ出しATMで預金を全額引き出させることもある。

自粛が解除され飲み会が増え、酔っ払いが増えた今、注意が必要だ。
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