2023年ステマがついに禁止に!? 即バレしてイメージダウンな「ネットのステマ」それでもまだやりますか?
2023/1/4

波瀾の2022年が終わり、あっという間に新年を迎えましたが、実は昨年末、一部のSNSインフルエンサーたちをザワつかせる出来事がありまして……。12月27日、消費者庁の有識者検討会が「もうステマは禁止しようぜ」という内容の報告書を提出。ステマは今後、法律で明確に規制される方向で話が進むようです。


ここで言う「一部の」インフルエンサーとは、SNSで「美容効果のありそうなシャワーヘッド」をウキウキ紹介し(てコッソリ報酬を得)たり、「爆速でスリムになれるエステ」を紹介し(つつ、裏で報酬を得)ている人たちのこと。
お金を貰って商品・サービスを宣伝しているんだけど、そこは内緒。つまりステルスマーケティング(クチコミを装った広告=ステマ)でご飯を食べている方々です。

ステマ自体は(少なくとも現在の日本では)違法ではありません。ステマ行為に法的な規制はナシ。
いや、過去に摘発されたステマ事例があるだろ、と思われるかもしれませんが、それらはいずれも、インフルエンサーが勢い余って「景表法」を乗り越えて宣伝(※1)したり、「薬機法」を突き破って宣伝(※2)した結果、当局から刺されちゃったケースです。


※1 サプリを飲むだけで最速で美乳に!みたいな広告表現。優良誤認の恐れあり
※2 肌が白くなる!毛穴が消える!などの広告表現。薬機法で厳しく規制
 

つまりは「広告表現やその内容」に対する摘発であり、ステマ行為自体はお咎めなしでした。
それが今回の報告書では、「内容以前に、そもそも広告案件で『広告だ』と明記していなかったらアウトね」とステマ禁止を明確に謳っています。
ちなみにこれはネットに限った話ではなく、新聞やテレビなどもステマ規制の対象だそうです。

消費者の適切な判断、合理的な消費行動を阻害するステマは規制すべし。実際その通りでしょう。法律が変われば、今後は「広告」「PR」「宣伝」と書かれた投稿を目にする機会が増えるかも。でも……ネットのステマ、もうやめませんか? だってネットで仕掛けるステマって、驚くほど「バレる」んですよ。


ネットはステマに向いてない

以前「あるアニメ映画」が公開された際、SNSには映画を観た感想が数多く投稿されました。話題作だったから当然でしょう。
そしてなぜかSNSで活躍する複数のマンガ家たちも、映画の内容や感想をそれぞれマンガに描いて、一斉に投稿し始めたのです。ん??

マンガの内容はどれも映画を観に行きたくなるような構成。しかもどのマンガも、同じ日のほぼ同じ時刻に一斉に投稿されるという益荒男ぶり。
ちなみにそれらの投稿、個別に見れば「ああ、マンガで描きたくなるほど面白かったのね」と思わせる自然な内容でしたが、残念ながらネットって、情報を漏れなく「集めて」「並べて」「比較する」のがとっても得意なんですよね。つまりステマがバレやすい。

たった一人でも「これ広告案件じゃね?」と違和感を覚えてれば、あとは時間の問題。
ネット上で似たようなマンガ投稿が探し出され、並べて比較され、「これは映画会社がマンガ家たちに依頼したステマ案件ですわ」と騒ぎになりました。
その騒ぎをメディアが報じ、映画会社からは「手違いでPRと付け忘れた」というお詫びコメントが出され、まあ実際そうなのかもしれませんが、広報施策としては完全なる失敗でしょう。
だって意図的だろうが手違いだろうが、ネタがバレた手品ほどダサいものはないですから。

実は2021年の東京オリンピックでも、ボランティア応募に前向きな複数のSNS投稿が「個人を装ったステマでは?」と話題になりました。
ネットのステマは成功率も読めないし、とにかくバレやすい。しかもバレた時のダメージは爆裂的で、その企業やサービスに相当ダサい爪痕を残すのです。

そんなリスキーな施策だと分かったうえで、それでもステマ、やりますかね。
Yahoo!ニュース

いつかここから性風俗店にお上が切り込んでくる予感がしてならない....