ガールズバー女性店長の心配 18歳新成人の飲酒トラブル お客だけでなくキャストも…警察からガサ入れや摘発の恐れ
2023/1/20

【カワノアユミの盛り場より愛を込めて】

1月9日は「成人の日」。3連休の期間中で、新成人を祝う式典が各地で開催された。

昨年より成人年齢が18歳に引き下げられたが、その裏で夜の街ではちょっとした混乱が起きていたという。ガールズバーで店長を務める30代の女性に話を聞いた。

「昨年から成人年齢が18歳に引き下げられたことで、もしかしたら18歳の新成人が式典の打ち上げで飲みに来るんじゃないかという噂が流れたんです。

ガールズバーは18歳のお客さんでも入店できますが、お酒を提供するのは20歳までNG。今年は気合を入れて年齢確認を行わないといけないかも…とキャストたちとも話していましたね」

結局、その女性の心配をよそに、18歳は受験や就職活動に影響が出るとして、ほとんどの自治体では例年どおり20歳を対象にした式典を行った。
来年以降も20歳以上が対象とされており、これで一安心…かと思いきや、他にも心配事があるのだという。

「これから入店してくるかもしれない18歳のキャストのことです。今までは18歳以上であれば働くこと自体は問題なかったので、『お酒は飲まないようにね』と伝えていたんです。
でも、今年からはお客さんに『成人してる? お酒飲む?』と聞かれたときに、本人が『してるよ!』と答えたら、20歳未満でもお酒を飲まされてしまう恐れがある。もちろん、そうならないように私も注意はしますが、忙しいと目が行き届かなくなることもあるんですよね」

キャバクラやガールズバーではキャストを含む未成年へのアルコールの提供や喫煙などで法律違反をすると、警察からのガサ入れや摘発を食らうことがある。
新成人が18歳に引き下げられたことで、夜の街では今後このようなトラブルや混乱が頻発するかもしれない。
夕刊フジ