三島のキャバクラ 16歳少女を多数雇用 男3人逮捕、経営に暴力団関与か
2023/5/14

 三島署と静岡県警生活保安課、捜査4課、組織犯罪対策課などは13、14日、多数の16歳の少女を三島市の社交飲食店(キャバクラ)で働かせたとして、風営法違反(年少者使用)の疑いで、経営者の男ら3人を逮捕した。同署などによると、未成年者をホステスとして一度に多数雇用していたのは異例で、暴力団関係者が経営に関与したとみて捜査を進める。

 逮捕されたのは、三島市長伏、同店経営の男(26)、沼津市大塚、同店経営の男(30)、清水町徳倉、会社員の男(21)の3容疑者。

3人の逮捕容疑は2月中旬、共謀して三島市一番町のキャバクラ「グレイス」で、静岡県東部と静岡県中部の少女2人を18歳未満と知りながらホステスとして使用し、客に接待させた疑い。

 同署などによると、少女2人は16歳で、いずれも高校に通っていない。同店の家宅捜索に入った13日夜に勤務していたホステス8人のうち、2人以外にも16歳が3人いた。

年少者使用の摘発は静岡県内で年に数件あるが、3人以上同時に雇う例は最低でもここ10年間はないという。

 同店経営の男(26)が2020年8月、風営法に基づく社交飲食店の許可を得て営業を始めた。時給は未成年者が2300円で、成人は2500円だった。容疑者3人の役割分担や少女の勤務実態などは今後調べる。

 「16歳が働いている」との匿名情報が警察にあり、調べていた。同署生活安全課は「三島駅周辺では客引きが横行している実態がある。今後も風俗店の取り締まりを強化したい」としている。
Yahoo!ニュース

7/5続報

服役中の刑務所からキャバクラ経営指示か…約10通の手紙、売り上げ報告受け金銭も管理
2023/7/6

 静岡県三島市内のキャバクラ店で16歳の少女を働かせたとして男3人が風営法違反容疑で逮捕された事件で、三島署などは5日、住居不詳、無職の男(36)を同容疑で逮捕した。
男は服役中の刑務所内から手紙で店の経営について指示していたとみられ、県警は実質的な経営者とみて調べている。

 発表によると、男は3人と共謀し、4月下旬、三島市のキャバクラ店で、少女が18歳未満であることを知りながらホステスとして接客させた疑い。認否を明らかにしていない。

 県警によると、男は昨年10月以降、服役していた横浜市内の刑務所から約10通の手紙を出して経営について指示していた。売り上げの報告を受け、金銭の管理も行っていたという。

 同店について県警は当時15、16歳の少女6人が働いていたとみて調べている。
読売新聞オンライン


7/11続報
【笑顔で警察署へ】キャバクラで未成年を働かせる…別事件で服役中に“手紙”で指示 実質経営者の男逮捕 静岡・三島
2023/07/11

静岡県三島市のキャバクラで、未成年を働かせたとして、実質的な経営者の男が逮捕された。

5日、逮捕された男は、にこやかな笑顔で頭を軽く下げ、静岡・三島署へと向かった。

H容疑者(36)は、静岡県三島市のキャバクラで、18歳未満と知りながら、16歳の少女を働かせた疑いが持たれている。

その店は、すでに経営者の男など、3人が逮捕されていた。

その後、H容疑者が実質的な経営者であり、店に指示を出していたことが判明。

しかし、この時、容疑者は刑務所の中にいた。別の事件で服役中だったのだ。


手紙を使って指示

どうやって、店に指示を出していたのだろうか。

リポート:
容疑者は刑務所の中から手紙を使って、店の経営に関する指示を送っていました。

警察によると、手紙は刑務所の中から20通ほど出されており、その半分が、店の経営に関する内容だったということだ。
FNNプライムオンライン