風俗スカウトグループ事件 “トラブル処理担当”幹部ら4人逮捕

2025/3/13

スカウトグループがSNSで募集した女性を全国の性風俗店に紹介し、70億円の報酬を受け取っていたとされる事件で、警視庁は摘発後にデータの消去を指示するなど、トラブル処理を担当していた幹部ら4人を逮捕しました。

逮捕されたのは風俗スカウトグループ「アクセス」の幹部、I容疑者（32）や、K容疑者（27）ら合わせて4人です。

警視庁によりますと、おととしから去年にかけて、3人の女性を都内や埼玉県内の性風俗店に紹介して雇用させたとして、職業安定法違反の疑いが持たれています。

これまでの調べで「アクセス」は全国の性風俗店およそ350店舗と契約し、5年間で「スカウトバック」と呼ばれる報酬、およそ70億円を受け取っていたとみられています。

I容疑者は、トラブル処理などを担当する運営側の幹部で、警視庁に摘発されたあと、メンバーに対してデータを消去したり、逃走するよう促したりする連絡をしていたということです。

警視庁は引き続きグループの実態解明を進めています。

調べに対し、I容疑者とK容疑者は、いずれも黙秘しているということです。
（NHKニュース）

風俗スカウト集団「アクセス」幹部か…32歳主婦を逮捕　グループの運営担当、データ消去促すメール送ったか

2025/3/13

　スカウトグループ「アクセス」が全国の性風俗店に女性をあっせんした事件で、東京都町田市の店に紹介したなどとして、警視庁保安課は13日、職業安定法違反（有害業務紹介）の疑いで、グループ運営の和歌山県橋本市、主婦I容疑者（32）ら2人を新たに逮捕したと発表した。

◆逮捕容疑は「町田の性風俗店に女性を紹介した疑い」

　同課によると、あっせん先とのトラブル対応や面接、研修などに関与。

あっせん先の埼玉県川口市の店が摘発された1月7日以降、関係するデータ消去や逃亡を促すようなメールをメンバーに送っていた。

同課は、I容疑者とリーダーのE、ナンバー2のM両容疑者＝いずれも（33）＝の3人を中心に運営したとみている。

　他に逮捕されたのは、別のナンバー2で名古屋市中区、無職K容疑者（27）。地方出身者の「Bチーム」を統括したとされる。

E、M両容疑者も同容疑で再逮捕された。

　逮捕容疑では2023年2月、町田市の性風俗店に女性＝当時（19）＝を紹介したなどとされる。

I、K両容疑者は黙秘し、E、M両容疑者は容疑を認めている。
（東京新聞）