店の前の路上にテーブルやいす…新橋の居酒屋が営業停止に　全国初、道交法違反で摘発→風営法で処分

2025/3/17

　路上に無許可でいすや机を並べて道路を不正使用したとして、警視庁に道交法違反（道路不正使用）の疑いで書類送検された東京・新橋の居酒屋に対し、都公安委員会が風営法に基づき、21日間の営業停止を命じる行政処分を出したことが分かった。

警視庁によると、道交法違反容疑で摘発された飲食店に風営法に基づく営業停止処分が出されるのは全国で初めて。

　処分を受けたのは、東京都港区新橋3の「英勇屋3丁目店」。14日付の処分で、21日からの営業停止となる。

　捜査関係者によると、昨年11月25日昼に同店の30代の女性従業員が、店の前の路上にテーブルやいすを並べたとされる。

警視庁愛宕署は同12月、道交法違反の疑いで、この女性従業員と店の運営法人（港区新橋）を書類送検している。

　署は、店に対して2023年4月から2024年10月にかけて、店前の路上にテーブルやいすを並べた違反行為に対して60回以上、指導・警告していたが、改善されなかったという。
（東京新聞）