少し前に知人の女性から「いま風俗エステってどこがお客さん入ってる?」と唐突な質問をもらいました。
この女性は元々は風俗エステで働いて風俗を上がった後にメンズエステ(非風俗)で長年働いていた子です。
どういう事か聞いてみると…
「マンションなんかのメンズエステは、定期的に警察の摘発があるから怖い。」
と言うのです。
健全店と言われている非ヌキ系のメンズエステが警察のご厄介になるとはどういう事でしょうか?色々と調べてみました。
いわゆる普通のマッサージやリンパドレナージュを行っているエステにとっては迷惑極まりない話ですが、ここ10年くらい全国的に健全店の名を隠れ蓑にしてギリギリもしくはそれ以上のサービスを行っている「無許可エステ」が増えているのです。
こういったお店やそこで働いている女の子が勘違いしているのが
ヌキ行為をしていなければ警察のご厄介になる事はない
という都市伝説です。
以前も書きましたが、風営法と言うのは非常に曖昧な記述になっています。個室ファッションヘルスや個室メンズエステに関しては以下のように説明されています。
「個室を設け、当該個室において異性の客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務を提供する営業」
つまりファッションヘルスやエステに該当する店舗型性風俗関連特殊営業店は、管轄の公安委員会への届出が義務づけられています。
つまり、ヌキ行為がなくてもというかヌキ行為の有無を警察が立証出来なくても、個室でなんかスケベっぽいことをしていたとみなされれば、いつでも摘発される可能性があるということです。
ある程度警察の思惑で締めたり緩めたりするために記述が曖昧になっているんですね。
ヌキ行為がなければOK
紙パンツを履かせればOK
誓約書をとっているからOK
紙パンツを履かせればOK
誓約書をとっているからOK
等の全ては都市伝説でしかありません。警察が公式に見解を出しているものではありません。
唯一言えるのは”個室を用意して接客しなければOK”と言う事くらいでしょうか。
いいかえればマンションなど施術用の個室を設けたメンズエステはいつでも警察に踏み込まれるリスクがあります。(グーグルで”メンズエステ摘発”と検索するといくらでも摘発例が出てきますよ)
警察に踏み込まれたらどうなるの?
摘発は突然やってきます。その場合には
オーナー・・・その場にいれば現行犯逮捕。(10〜20日勾留後罰金刑)店長・・・オーナーが不在だった場合、レジや店鍵を持っている責任者とおぼしき人が店長扱いとなります。現行犯逮捕。(10〜20日勾留後罰金刑)出勤していたエステティシャン・・・地域外無届け性風俗店の接客員として事情聴取。運が悪いと48時間勾留。お客・・・事情聴取される可能性あり。
とそれぞれ厳しい処罰や取り調べを受けます。
またかつて、店舗に在籍も出勤もしていないエステの講師までもが芋づるで後日出頭を命じられた例もあります。
働いている側の認識では非風俗という括りかもしれませんが、警察の認識は無届けの風俗店という括りです。(ちなみに相当前にタウンワークではメンズエステの求人は掲載NGになっています。)
摘発だけじゃない無許可エステの危険性
無許可エステのオーナーはいつも摘発に怯えているので、揉め事など恨みを買うのも極力避けなければなりません。
サービス外を強要する客の出入り禁止や裏っぴきしている売春嬢の解雇などなども強く出られません。密告されでもしたら、あっという間にお店がなくなってしまうからです。
やっている側は女の子を増やしたいので、求人では安全とか安心などの文言を使っていますが、知っている人からすれば
風営法の許可を得ているエステ・・・摘発の心配無し、客や嬢に堂々とルールを守らせられる。無許可のエステ・・・摘発のリスク、ルールを破る客や嬢に強く出れない。
というのが業界では共通の認識です。何か事件が起きてもお店は警察を呼んでくれません。(中には警察のご厄介になるのを覚悟で通報してくれるお店もあるかもしれませんが、当然上記の取り調べや処罰もついてきます。)
健全エステは安全でも安心でも健全でもありません。
健全エステとか健全店というネーミングは業者側がイメージアップの為に刷り込んでいるワードです。
これからは無許可エステと呼ぶべきかもしれません。
最近は別名義のマンション物件などをレンタルルームと呼称して合法だと言い張る業者も散見されています。
(参考記事)メンズエステのレンタルルーム施術は違法?(風営法コラム)
最近は別名義のマンション物件などをレンタルルームと呼称して合法だと言い張る業者も散見されています。
(参考記事)メンズエステのレンタルルーム施術は違法?(風営法コラム)
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