LINEアプリ内で「LINEオープンチャット」と言うサービスがリリースされました。
業界的にも、メルマガ以外の広報手段としてLINEはLINE@(ラインアット)など常にその可能性が模索されています。
LINEオープンチャットはざっくり言うと、LINEアプリ内にある機能の一つで「誰でもチャットルームを作ることができる」ということで、今後色々な使われ方が提案されそうです。
ということで、実際にどのようにチャットルームを作るのか?どのように設定運営するのか?さらに気になる規約違反について調べてみました。
1、チャットルームの作り方
チャットルームを作るのはメチャクチャ簡単です。
LINEアプリを開き、下部メニューから「トーク」を選択すると、上メニューの右側に「吹き出し+」のボタンをタップすると、それまで「トーク」「グループ」しかなかったメニューに「オープンチャット」が追加されています。
こちらをタップすると、簡単な使い方やガイドライン(後述)などのインフォメーション画面が表示されるので、その下の「吹き出し+」ボタンをタップ→「オープンチャットを作成」画面になります。
ここでは「オープンチャット名」「アイコン画像」「説明文」「カテゴリー(後述)」「オープンチャットの検索の許可(後述)」を入力して右上の「次へ」をタップ(全て後で再設定できます)。
チャットルームでのプロフィールを設定する画面が表示されます。名前とアイコン画像を設定して「完了」です。
2、チャットルームの設定
オープンチャットのチャットルーム(ちなみに画面終了後はトークの中にチャットルーム名が表示されます)画面では自分の管理しているチャットルームの右上メニューの「設定」から細かい設定ができます。
(豆知識)数百人以上のチャットルームに参加した際は、通知が半端ないので、設定から「通知」をオフにしておくことをお勧めします。

順を追って設定機能を解説します。
・プロフィール
→参加者プロフィールのアイコンとチャットネームを編集できます(チャットごとに変更可能)。
・オープンチャット名
チャットルームのルーム名を編集できます。
・オープンチャットのメイン画像
チャットルームのメイン画像を編集できます。
・説明
チャットルームの説明文を編集できます。
・カテゴリー
カテゴリーを以下から選択できます。
(指示無し、学校同窓会、働き方・仕事、団体、地域、キッズ、スポーツ、ゲーム、本、映画・舞台、TV・動画サービス、有名人、グルメ、旅行、ペット、乗り物、ファッション・ビューティー、健康、金融・ビジネス、研究・学習、その他)
・オープンチャットの検索を許可
チャットルームを検索結果に表示させるかどうかを選択できます。
・定員数
チャットルームの定員数を、5から…〜50…〜500…1000…〜5000まで選択できます。
・公開設定
チャットルームの公開を「全体公開」か「非公開(コードもしくは質問回答制」で選択できます。
参加コードの入力は、あらかじめ設定した4〜8文字の文字コードを入力してもらって参加か、
参加の承認(質問回答制)は、あらかじめ設定した質問に参加者が応えてその答えを管理者が確認・承認することができます。

・メンバー管理
参加メンバーに対して様々な設定が行えます。
「再参加禁止者リスト」
参加を禁止した参加者のリスト一覧です。
「共同管理者を設定」
参加者の中からチャットルームを共同で管理するアカウントを設定できます。
「管理者権限の移行」
管理者権限を他アカウントに移行することができます。
・権限
トークの定員数変更、ノートを作成、お知らせ・大事なノートに登録、メッセージ・ノートを削除、メンバーの強制退会、その他トーク機能のそれぞれを、管理者・共同管理者・すべてのメンバーに権限を振り分けることができます。
・背景デザイン
トーク画面背景のデザインを変更することができます。
・トーク履歴を送信
トーク履歴を送信・共有することができます。
・全てのトーク履歴を削除
トーク履歴を削除できます。
・トークショートカットを作成
トークのショートカットをホーム画面に追加できます。
・通報
スパムや迷惑行為などを通報できます。
・トーク退会
トークから退会します。
・オープンチャットを削除
チャットを削除できます。
3、利用規約
設定画面に「オープンチャット利用規約」がありますが、ユーザー目線で気になる項目は以下です。
第5条(お客様による規約違反等の効果)当社は、お客様が本規約に違反した場合又はそのおそれのある場合、その他お客様による本サービスの利用を継続させ難い重大な事由が発生した場合、お客様に対し何らの通知又は催告をすることなく、以下の行為をすることができるものとします。なお、以下の行為を行う際の判断基準については、当社が別途定めるガイドラインに従うものとします。(1) 投稿コンテンツ又はオープンチャット若しくはトークルームの削除(2) 投稿コンテンツ又はオープンチャット若しくはトークルームを第三者が閲覧又はアクセスできない状態に置く行為(3) お客様のLINEアカウントの停止又は削除(4) 本サービスの一部又は全部の利用の停止(5) 本サービスの提供の終了
要するに規約違反をすると、投稿やチャットを削除されたり、閲覧できない状態になったり、LINEアカウントそのものの停止や削除、LINEサービスの利用停止、LINEサービスの利用停止となり得るということです。
では、どのような行為が規約違反と見なされるのでしょうか?
チャットルーム作成時に表示されるガイドラインには以下のように書かれています。
OpenChat 安心安全ガイド1. LINE IDだけでなくその他のSNSを含む個人の連絡先は絶対に交換しない2. 未成年の安全を脅かす不適切な言動は行わない3. ユーザー同士での誹謗中傷やわいせつな投稿は行わない4. 営利目的の活動や権利を侵害する行為は行わない5. 不健全な出会いを勧誘する投稿やその他不適切な表現には、「通報」機能を活用する※「通報」ボタンは、通報したい投稿を長押しすると現れます。
また、LINEサービスの利用規約にも以下の禁止行為がアナウンスされています。
LINEサービスの禁止事項・法令措置に違反する行為・公序良俗を害する行為。・著作権、商標権、知的財産権、名誉権、プライバシー権を侵害する行為。・過激表現暴力表現、性的表現、人種、国籍など差別につながる表現自殺、自傷行為、薬物乱用を助長する表現その他他人に不快感を与える表現・なりすまし行為・意図的に虚偽の情報を流布させる行為・スパム行為・利用権の(経済上利益と)交換する行為・営利を目的とする行為・性行為やわいせつな行為を目的とする行為・出会いや交際を目的とする行為・誹謗中傷行為・反社会的勢力・宗教勧誘。・プライバシーの侵害。・botなどによるサーバーに不可を与える行為
ざっくり言うと、出会い行為、営利勧誘行為、性的表現やグロ表現、誹謗中傷行為、プライバシーの侵害などはNGですよ、ということです。
特に気をつけて欲しいのは、利用規約で最悪LINEアカウントの停止や削除、LINEサービス自体の利用停止というきつい処分があり得ると言う点です。
じゃあトークと何が違うか?というと、チャットルームごとに管理者も参加者もプロフィールを設定できると言う点です。
趣味だけの集まりなどで本名やLINEのIDなどを知られたくないという人にとってはかなり重宝されるシステムではないでしょうか?
キャバクラや風俗店の情報交換などが、この公序良俗に反する行為やわいせつなコンテンツの投稿にあたるのか?微妙なラインですが、いまのところ「これぞ!」な使い方はまだまだ模索中です。
画像情報引用:LINE
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