「すすきのでは、飲み屋のオネエチャンにキャバクラ嬢っていったら怒られるんだぜ!」
そんな会話が内地のあちこちでされるようになって20年近く立ちました。(内地とは北海道の人から見た北海道以外の日本各地都府県のこと)
北海道外におけるキャバクラの成り立ち
キャバクラの全国一号店は池袋に80年代初頭にオーブンした「New 我我」(レジャーラースグループ)と言われています。
東京では、元々ハワイ・ロンドン系列と言われるキャバレーチェーンブームのあとに、1セット1時間◯◯円、ハウスボトルは飲み放題、延長は30分ごとに◯◯円という明瞭な料金体系を謳う形態のお店が生まれました。
当時はクラブやスナックなどのような、座っていくら、ボトルがいくら、これに指名料金だの割もの(お茶やソーダ)だのなんだかんだと料金が加算されるタイプのお店がほとんどで、「飲んでいるお客さんも会計を見るまではいくらになるかわからない=水商売」という図式が世の常識となっていました。
そんな中この時間制という新しい形態のお店は、水商売ズレしていないアルバイトの女の子を多く採用したこともあって、「三回通えば店外デート」の合言葉とともに多いに受け入れられ、大ブームとなりました。
これがキャバクラの始まりと言われています。
ちなみにすすきのにおけるキャバクラ=ニュークラブも、レジャーラースグループの高級店「ニュークラブ蘭○」が元ネタだとか?
すすきのにおけるキャバクラの成り立ち
そんな中、杉岡チェーンがこのネーミングと時間制という気軽さをとりいれたお店をすすきのにオープンしました。
すすきののキャバクラは、内地のそれとは違って、すすきのスタイルと言われる足掛け接客などのような密着サービスを行うお店だったため、密着サービス込みのお店のことをすすきのではキャバクラと呼ぶようになったのです。
ちなみに内地でこのタイプのお店はセクシーパブ、セクシーキャバクラなどと呼ばれています。
じゃあ、内地でいうところのキャバクラはすすきのでは何っていうの?というと、これはニュークラブと呼ばれます。
すすきのでは、いわゆる女性店と言われる女の子とお酒を飲んで楽しむ形態のお店は
クラブ・・・いわゆる高級店。座っていくら+ボトルや指名料金などニュークラブ・・・ちょっと高給な感じ、最初の1時間いくら+延長30分いくら+ボトルや指名料などラウンジ・・・クラブのリーズナブル版。落ち着いた雰囲気のお店が多い。パブ・・・若い女性が多く、価格もリーズナブル。時間制で飲み放題の形態が多い。キャバクラ・・・マンツーマン接客で密着サービスやダウンタイムと呼ばれるいちゃいちゃ出来る時間が定期的にやって来る。-----(横付き接客あり無しの境目)-----スナック・・・マンツーマンの横着き接客などはないが、価格的にはリーズナブル。
ガールズバー・・・カウンター越しに女の子とおしゃべりしながらお酒を飲むお店、時間制のお店が多い。
とこのように分類されます。
ただいわゆる業態と料金体系の相関性に関しては別に法律などで決まっているわけではないので、ニュークラブと呼んだ方がわかりやすいようなお店がラウンジと名乗ったりしてることもあります。
次回は、今イチよくわからないお水特有の業界用語などを交えて、料金の目安やお得に遊ぶ方法について記事にしたいと思います。
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