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違法無線機使う客引き摘発
(2020.11.17日)

キャバクラ店の従業員が客引きとの連絡用に許可を得ずに無線機を使用したとして、書類送検されました。電波を監視する総務省は、オリンピックに向けて取り締まりを強化しているということです。

家宅捜索が行われたのは、千葉県市川市にあるキャバクラ店で、従業員の男女5人と店を運営する会社が電波法違反の疑いで書類送検されました。この店では路上で客引きをするスタッフが店内と連絡をとるため、国の許可を得ずに無線機を使用した疑いが持たれていて、警察は無線機6台を押収しました。

今回の捜査は電波を管轄する総務省と共同で行われたもので、オリンピックを見据えた取り締まりだといいます。

「オリンピックの会場内で無線を使うケースもありますので、それらに対して、当然、混信を与える可能性がありますから」(総務省 関東総合通信局電波監理部監視第一課 瀬戸口 正 課長)

総務省は会場周辺だけでなく、選手や関係者が移動する際に広範囲で警備に関わる無線連絡が必要になるとして、首都圏を中心に電波の監視装置を増やし、取り締まりを強化する方針です。
客引きの無線機(インカム)による「電波法違反」は札幌ススキノでも今年9月に摘発があったばかり。

(参考記事)(摘発情報|時間外・電波法違反)電波法違反容疑風俗店員ら逮捕(札幌市)